5月7日から20日までの2週間、神戸市と一般社団法人 日本移動販売協会が連携し、キッチンカーと販売場所を無料で貸し出して、飲食店の移動店舗サービスを実施した。
場所は神戸市郊外の2つの住宅団地。ニュータウンと呼ばれる地域で、高齢化が進みつつある。スーパーやコンビニから遠く、さらに外出自粛も重なって買い物に苦労している人が多い。今回の取り組みは、収入が減った飲食店への販売機会提供のみならず、買い物難民とも呼ばれる地域住民への支援にもつながる。
公園や空き地となっている市有地を会場に1日3店舗ずつ、和食や台湾料理、カレーなどを扱う計26店舗が出店。利用客からは日々いろいろなメニューを用意でき、家事が楽になったと好評だった。購買層は50歳代以上が多く「便利なのでまた来てほしい」と喜ばれるなど、満足度も高かった。
日本移動販売協会では今後も神戸市と協議のうえ、地域を広げるなどして取り組みを続ける予定。
2020.05.22
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